2016年12月5日月曜日

2016年11月20日


2016年11月20日 収穫感謝 子どもの教会合同礼拝説教要旨
  「地は主の慈しみに満ちている」宇野稔牧師
  (詩篇33篇1〜7節)


 日本でも世界でも沢山悲しいことがあります。世界は悲しいことに溢れているようです。しかし今日は収穫感謝の日です。沢山の実りがあることを神さまに感謝する日で、神から恵みを頂いていることを再確認するという意味があります。

 詩篇の作者は「この地は神さまの慈しみに満ちている」と云っています。でもこの人も沢山の哀しいことを観ていたに違いありません。悲しくて泣きたくなったこと、辛いことも沢山あるけれども、それでもこの世界には神さまの恵みが沢山あるんだということを謳っています。

 「少女パレアナ」という本を知っていますか。色々悲しいことや辛いことがある中で、彼女はそれにめげないで生きていきます。その力は、お父さんが彼女にゲームを教えてくれた「喜びを見つけるゲーム」です。「どんな時にも神の恵みがあることを忘れないで」という教えでした。

 彼女のそんな生き方が、周囲の人たちを感化して喜びを広めて行くという物語なのです。お父さんは、「いつも喜びは見つけるもので、中々見つけにくいかもしれないけれど、聖書の中にも沢山の言葉がある」、と言います。「主にありて喜べ」とか「大いに喜べ」とか「喜び歌え」などあるように、神様の恵みはこの地に満ちているのだ、お父さんも喜びを探し、見つけて感謝しているのだ」と。

 またもう一つ大事な事は、神様からの恵みを見つけて獲得したからといって、それを一人占めにするのではなく、皆で恵みを分かち合うことによってお互いを支えることが出来たら、その時悲しみや辛さも分かち合うことが出来るのです。

 そして悲しいことがあるこの世界の中でもあなたが希望をもって生きることが出来るのだと確信がもてるのです。

 神様は、喜びも悲しみも分かち合うようにとお望みです。そして、この収穫感謝礼拝もそのことを皆で確かめる時なのです。


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